「産後の便秘がツライけど、便秘薬は使いたくない・・・。」「赤ちゃんへの影響が心配・・・できるだけ自然な方法で便秘を解消したい」こんな風に悩んでいる人も多いと思います。そんな人には、ある「お茶」がとってもおすすめなんです。
どんなお茶でも良いという訳ではなく、産後の便秘にとっても効果的なお茶の種類や飲み方もあるので、おすすめのお茶や産後の水分の摂り方などをご説明したいと思います。
「便秘薬などのリスクを負わずに、お茶を飲んで自然に便秘を解消したい」という方は是非、読んでみてください。
産後の便秘に効くお茶
産後の女性が抱える悩みとして「便秘」がよく挙げられますよね?普段は便秘薬を飲んで便秘を解消できるかもしれませんが、産後で、特に授乳をしている場合はそうはいきません。お母さんが摂取した便秘薬は母乳から赤ちゃんの体にも入り込み、下痢を引き起こしてしまう事もあるので注意が必要なんです。
もちろん病院で処方してもらえば赤ちゃんの体に影響の少ない薬を処方してもらえますが、便秘薬に頼りすぎると自分で排便する力が弱まり便秘が悪化してしまう事があるので、どちらにせよ根本的な便秘の解消が必要になってきますよね。
私も初めての出産後に、もともとあった便秘体質がさらに悪化してしまい、長い間便秘に苦しまされました。週に1.2度しかお通じが来ない事が多く、トイレの中で長時間1人格闘し、やっとのことで排便できてもカチカチに固くてとっても痛かったです。
そんな時、お茶が便秘に良いという話を聞き、「お茶を飲むだけでホントに便秘が良くなるの?」とはじめは半信半疑でしたが、「まぁ、お茶を飲むだけなら試してもいいか!」と軽い気持ちで初めて見ると、3日後にはスルッとお通じが来たのです!
お茶をのむだけで誰でも簡単に試せるので、皆さんにもぜひ試してほしいです。では、私が試して高い効果を実感したお茶をご紹介します。
産後の便秘にオススメのお茶
ルイボスティー
最近はコンビニなどで見かける事も多くなり、美容や健康のために飲む人も増えてきた「ルイボスティー」。便秘への効果もスゴイんです!また、産後の女性の体に嬉しい栄養がたくさん含まれているのでとってもオススメです。
ルイボスティーには、
- 便秘解消のほかに美肌、アンチエイジング、ダイエット、花粉症などに効果があるSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)
- むくみを抑えたりイライラを鎮め、ホルモンのバランスを整えてくれるミネラル
- 産後の体調の回復や母乳の質を高め、貧血や乳腺炎を防止するのに役立つ鉄分
などが含まれています。
特にSODは活性酸素を抑える事によって、腸内の環境を悪くする悪玉菌を減らしてくれるので腸内環境を整え便秘を改善してくれるんです。
活性酸を抑える事は、アンチエイジングやデトックス効果、免疫力の向上も期待できるので、産後のむくみや体重の増加、体調が安定しない事などに悩んでいる人にはピッタリですね!
ルイボスティーはカフェインが含まれておらず、安眠への効果もあるので毎日寝る前に飲むのがオススメです。また、私は毎朝水筒に作っていつでも飲めるようにしています。
ゴボウ茶
ゴボウ茶も便秘への高い効果があります。また、こちらもアンチエイジング効果やさまざまな生活習慣病への予防も期待できるので、ずっと飲み続けたいですね。
これらの効果はゴボウ茶に含まれる
- 腸内環境を整える働きで有名な食物繊維、
- 糖尿病などの生活習慣病予防、抗酸化作用があり若さを保つのに役立つポリフェノール
- ごぼうの皮に含まれており、抗酸化作用で血管の老化を抑えてくれるサポニン
などによるものです。
ゴボウには水に溶ける「水溶性食物繊維」が多く含まれているのですが、通常の料理にゴボウを使ってもこの水溶性食物繊維は調理中に水に溶けて流れてしまい、効率よく体に取り入れる事ができないのです。しかし、ゴボウ茶の場合、お茶の中にこの食物繊維が溶けているので効率的に摂取することができます。
また、食物繊維によって腸内環境が整えられると便秘か改善されるだけでなく、ダイエットや冷え性の改善にも役立つのでぜひ取り入れたいですよね。
さらに、サポニンという成分は血液や母乳に良く、母乳が通る乳管を広くしたり、乳腺炎の予防にも効果が期待できるので授乳中のお母さんにはピッタリの栄養だと言えるんです。
産後の便秘には水分の摂り方が重要
産後に便秘になりやすいのは水分不足のせい?
産後は出産による傷が痛くて強くいきめなくなったり、運動不足で筋肉が弱っているなど便秘になりやすい原因はいくつかありますが、授乳によって水分不足になってしまう事が最も大きな原因の1つになってしまっています。
母乳はお母さんの体の水分から作られるので、授乳をしている人は体内の水分がすごく不足しやすくなっているんです。
また、便の大部分も水分でできており、水分が足りないと便は硬くなってしまいます。こうなると腸内の滑りが悪くなり、排便がどんどん難しくなるのです。
便が固くなると長時間、強くいきまないと排便できない状況になってしまいます。これは痔の原因にもなります。産後は痔に悩まされる人も多いので注意が必要です。
水分不足を解消しましょう
産後の便秘を解消するには、水分不足にならないようにする事がとっても大切です。
一般的な女性でも1日に1.5Lの水分を摂るべきなのですが、特に授乳中の人は1日2L以上を摂るのが理想です。2Lを一度にたくさん飲むのではなく、こまめに、頻繁に水分を摂るようにしてみましょう。
他にも食事を見直したり、軽い運動と組み合わせることによってさらに大きな効果が得られます。産後の便秘解消法については他の記事で詳しく書いているのでそちらをご覧ください。
産後の便秘のためにお茶を飲むときの注意点
カフェインを含でいる飲み物は避けましょう
授乳中や便秘の時は、コーヒーなどのカフェインを含む飲み物はできるだけ避けるべきでしょう。これは、カフェインの利尿作用によって体内の水分が失われてしまうからです。
授乳中や便秘の時はただでさえ水分が不足している人が多いですし、せっかく意識して水分を摂ってもすぐに尿として体から出て行ってしまっては意味がありません。
カフェインはコーヒーだけでなく、たくさんの種類の紅茶や緑茶、ウーロン茶やほうじ茶にも含まれています。
このようなカフェイン飲料はできるだけ避け、水、またはノンカフェインの飲み物をたくさん飲んで水分補給をするようにしましょう。
便秘茶
便秘に対して強力な効果がある「便秘茶」という物があります。これを飲んで便秘を解消したいという人もいるかもしれませんが、少し注意が必要です。
便秘茶には下剤の成分が入っている場合があり、この下剤の成分がお母さんの母乳を通じて赤ちゃんに影響を与えてしまう事があります。
また、効果が強力なので常用すると下剤と同じように、これが無いと排便できないという状態になってしまう事もあります。
どうしても便秘茶を使用したいと言う人は、そのお茶に「授乳中は控えて下さい。」というような注意書きがないか確認してから、あまり頻繁に飲みすぎないように気を付けながら使用するようにしましょう。
お茶を飲んで産後の便秘を解消しましょう!
いかがでしたでしょうか?産後の便秘になぜ、ルイボスティーやゴボウ茶が効果的なのか分かっていただけたと思います。これら2つは授乳中でも安心して飲めますし、便秘以外の産後に嬉しい効果も同時に得られてすごくおススメです。
私は気分でルイボスティーとゴボウ茶のどちらかは、毎日飲むようにしています。便秘に悩まなくなった今でも続けているおかげか、毎日スッキリとお通じが来てくれています。
毎朝、マイボトルなどに準備しておけばいつでも飲めてて、とっても生活習慣に取り入れやすい解消法ですので、ぜひ1度試してみてください。
この記事が便秘に悩む人に少しでもお役に立てると幸いです。
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