産後の痔に市販薬は使える?痔の原因と自分でできる3つの解消法

産後の痔に市販薬は使える?痔の原因と自分でできる3つの解消法
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出産の影響で産後、痔になってしまう人は多いです。私もそうだったのですが、痔になるとその激しい痛みや出血、常に続く違和感など、さまざまな症状に悩まされる事になります。

また、「育児に忙しくて病院に行っているヒマがない。」「痔で病院に行くのって何となく恥ずかしい・・・。」などの理由で市販薬を使いたい人も多いのではないでしょうか?

という事で、この記事では「産後の痔に市販薬は使っていいの?」「自分でできる痔の解消法が知りたい!」という疑問に答えていきたいと思います。産後のツラい痔を今すぐ解消したいという人はぜひ、読んでみてください。

産後は痔になりやすい?

産後は痔になりやすい?

産後は痔だけでなく、「便秘」になってしまう人も多いですよね。私はその便秘が原因で痔になってしまいました。便秘のキリキリとした腹痛と痔の激しい痛みで泣きそうになった事も何度もあります・・・。

また、産後の痔に多いのが、「切れ痔」と「いぼ痔」。私はその両方になってしまっていたのですが、特に切れ痔の圧倒的な痛みにかなり苦しめられました。

痔は放っておいて治る事もありますが、その間もヒドい痛みや不快感に耐える事になってしまいます。また、必ず治るとも限りませんし、治ったとしてもまたぶり返したり、さらに悪化してしまう事も十分に考えられます・・・。

「なかなか治らないなぁ・・・。」と思っていたら手術が必要な事態になっていた。なんて事になったら大ごとですので、産後の痔になったらできるだけ早めに対処していきましょう。

産後の便秘による痔を解消する3つの方法!!市販薬はNG?手術は?

2018.12.28

産後に痔になりやすい理由

産後に痔になりやすい理由

産後になりやすい時には「切れ痔」と「いぼ痔」がある、と言いましたが、同じ痔でもこの2つの原因はかなり異なります。ですので、それぞれの痔を引き起こしてしまう原因をご紹介したいと思います。

切れ痔の原因

産後は便秘になりやすく、便秘になると便が固くなってしまうことから、そのカチカチの便が肛門にダメージを与え切れ痔になってしまう事が多いです。実際に私もこれが原因で切れ痔になってしまいました。

便が固くなってしまう最も大きな理由としては、産後は水分不足に陥りやすい事が挙げられます。特に授乳中の人は母乳を作るのに体内の水分をかなり使うので、1日2リットル以上の水分を摂った方が良いと言われています。コロコロのウサギのような便が出てしまったら、それは水分不足のサインですので注意してください。

切れ痔は排便のときにかなり激しい痛みや出血を引き起こす事もあります。この痛みのために便意を我慢するとさらに便秘が悪化してしまい、それに伴い痔が悪化してしまうという悪のサイクルを生み出してしまう事も多いです。

さらに、切れ痔の部分が炎症を起こし、さらに悪化すると肛門狭窄という肛門が狭くなるような状態になり、さらに激しい痛みを起こし、最悪手術が必要になってしまいます。

いぼ痔の原因

いぼ痔は出産の時のいきみや、血行が悪くなる事によって肛門に負担がかかり起こってしまいます。出産は便秘と違って避けようがないですよね。

また、いぼ痔には、肛門の外にできる「外痔核」と、中にできる「内痔核」があります。外痔核は肛門の外にできるので痛みを感じやすいです。また、内痔核はあまり痛みを感じないので気づくのが遅れてしまう事が多いというデメリットがあります。

産後の痔に市販薬はあまり良くない?

産後の痔に使っていい薬

結論から言うと、産後の痔に市販薬はあまりお勧めできません。自分で市販薬を買ってしまうと医師のアドバイスが得られませんし、痔の市販薬の多くにはステロイドが入っているからです。

どうしても市販薬を選びたいと言う人は絶対にステロイド外用薬を避けましょう。実際のところは痔の薬にステロイドが入っているといってもそれが赤ちゃんに影響する事はほぼ無いと言われていますが、念には念を入れてステロイドの含まれていない薬を選んだほうが良いでしょう。

痔の薬は一般的に内服薬ではなく、軟膏タイプ座薬タイプの外用薬を勧められます。「軟膏タイプ」の薬は手軽ですが、座薬に比べると少し効果が低い場合があります。一方、「座薬タイプ」の薬は少し値段が高いし使うのに少しハードルが高いと感じるかもしれませんが、効果は高めです。

産後の痔の薬以外の解消法

薬以外の解消法

薬を使うこと以外でも、普段の生活で少し気を付けるだけで痔を改善することができます。また、薬で痔が治ったとしても原因となる生活習慣がある場合、すぐに再発してしまう事もあるので薬以外にも試す事はとっても良いことなんですよ!

痔の原因となる便秘を解消しよう!

産後の痔は便秘が原因になっている事が多いので、「便秘を解消したら痔も治ってしまった!」なんて事もあり得ます。また、せっかく一度痔が治っても、便秘が治っていないと固い便によって肛門はダメージを受け続けてしまいます。

ですので、「痔と便秘の両方に悩んでいる。」と言う人は、まずは便秘を治すことから始めてみましょう!

産後の便秘を改善する方法はいくつかありますが、授乳中の場合は水分不足が便秘の原因になってしまっている事が多いので、まずは水分をたくさん摂る事から始めてみましょう。具体的には1日に2リットル以上を目安にして下さい。

産後の便秘解消法については他の記事で詳しく説明しているのでそちらもぜひ、見てください。

【産後の便秘解消法】原因と今すぐ解消できる6つのかんたん解消法

2019.02.10

血行を良くする

いぼ痔の原因として血行が悪くなる事も考えられるので、血液の巡りを良くする事も痔の改善に役立ちます。

血行を良くするには体、特に下半身を温める、なるべく冷やさない事が大切です。冷たい飲み物を避けたり、湯船にゆっくりと浸かることなどがとても有効です。

また、喫煙やカラダを冷やす事などは血行をさらに悪化させる行為なので避けた方が良いでしょう。飲酒も腸を刺激し痔をヒドくすることがあるので量を減らす事をおすすめします。

食事に気を付ける

食生活を見直す事は便秘の改善にも役立ちますし、こちらも痔の原因になってしまう下痢を避ける事にもつながるのでとっても重要です。食物繊維を多く含む食品やヨーグルトや納豆などの発酵食品を積極的に摂り、腸内環境を整えるように心がけましょう。また、辛いものや刺激の強い食べ物は腸や肛門も刺激してしまうので避けましょう。

病院で診てもらうのが一番の解消法

やはり、病院で診てもらうのが一番の解消法です。何となく恥ずかしく思う人もいるかもしれませんが、恥ずかしがる必要は全くありません。肛門科のお医者さんはもちろん、産後に痔に悩まされるお母さんは多いので産婦人科のお医者さんも頻繁に痔の患者さんを診て、慣れています。「それでも、どうしても恥ずかしい・・・」という人は事前に女性のお医者さんに診てもらえる病院をチェックしてみるとかなり気が楽になると思います。

また、何かで診てもらえるかよく分からないと言う人もいるかと思いますが、肛門科か、もしくは産婦人科で診てくれるところもあるのでチェックしてみてください。

産後の痔は早めに処置しましょう

まとめ

いかがでしたでしょうか?産後の痔に悩んでいる人はできるだけ病院で診てもらって薬を処方してもらった方が良いでしょう。また、どうしても市販薬を使いたいと言う人はステロイドを含むものは避け薬剤師さんに相談しながら選ぶようにしましょう。もちろん、注意書きなどもよく読んで、用法や容量もしっかり守って使ってください。

産後は育児や家事などで忙しく、出産前とのあまりの生活の変化に大きなストレスを感じる人が多いと思います。ですので、便秘や痔などあまり我慢せずに早めに対処し、赤ちゃんとの生活を目一杯楽しみましょう!

この記事が一人でも多くのお母さんの役に立つことを願っています。

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