こんな悩みを解消します!
- 便秘の赤ちゃんへの影響
- 便秘のお母さん自身への影響
- 便秘の原因と解消法
私も産後にヒドイ便秘になり、なかなか治らず長い間悩まされていました。そんなとき「自分の便秘が赤ちゃんに悪影響かも」なんて聞くと不安になってしまいますよね!
便秘薬を授乳中に飲める物かしっかりと確認せずに選んで飲んでしまうと、便秘薬によってはその成分が母乳に入り込み、母乳を飲んだ赤ちゃんが下痢になったり、悪い影響を受けてしまう事があるので注意が必要です。特に市販の薬を使う時には必ず成分を確認しましょう。
— nano 2児ママ (@HappyHealthynn) 2019年3月27日
赤ちゃんのためにも、自分自身のためにも、便秘について知っておくことは重要です。「自分の便秘の赤ちゃんへの影響が心配」という人はぜひ読んでみてください。
産後の便秘は赤ちゃんに影響する?
産後や授乳中に便秘になってしまうと「自分の便秘ってなにか赤ちゃんに悪影響だったりしないのかな?」と不安になってしまう人もいると思います。実際に私も心配になってしまったので、赤ちゃんへの悪影響についてご説明します。
産後の便秘は赤ちゃんに影響する?
「お母さんが便秘になると赤ちゃんも便秘になる」と聞いたことがあるのですが、お母さんの便秘が赤ちゃんに影響して便秘になるという根拠はないようです。ただ、お母さんが便秘になりやすい体質の場合、赤ちゃんにもそれが遺伝して便秘になってしまうことはあります。
お母さんが便秘薬を飲むと赤ちゃんに影響を及ぼす
お母さんの口に入ったものが赤ちゃんに影響することもあります。例えば便秘薬の中には母乳に成分が入り込んでしまうものがあります。このように、便秘薬の成分が入った母乳を飲んでしまった赤ちゃんがお腹を下して下痢になってしまうことがあります。
便秘がツラくて便秘薬を飲みたいという人は、病院に行って処方してもらうか、市販薬を買いたい場合は必ず薬剤師さんに相談して、アドバイスをもらってから選ぶようにしましょう。
産後の便秘はお母さん自身の体に影響する
赤ちゃんへの影響を心配する必要はそこまでありませんが、便秘のお母さん自身の体に対する影響は気遣ってあげる必要があります。
肌トラブル
便秘のときに肌荒れになってしまったり、肌荒れが治りにくくなったと感じた事のある人は多いと思います。
便秘によって長い時間腸の中に溜まっている便は、強い臭いと「毒素」を排出しはじめます。この便から放たれた毒素は腸から吸収され、血管に入り込み全身を巡ります。血液に乗った毒素は皮膚にたどり着き、トラブルを起こすこともあります。これは、肌荒れなどの皮膚トラブルとなって女性を苦しめます。
口臭や体臭
便秘のときに、「あれ、いつもより口臭や体臭が臭う・・・。」と思ったことはありませんか?
便から放出された強い臭いも毒素といっしょに血液に乗って全身を回るのですが、この悪臭が肺から排出されることで口臭、体中の皮膚から排出されることで体臭となって現れるのです。
ストレスなどの精神的負担
産後はただでさえ慣れない生活や育児に追われ、精神面の負担は大きいと思います。それに加えて便秘の違和感や腹痛を常に感じていると、思った以上にストレスになってしまうことも多いです。
お母さんたちは生活が忙しく、なかなか本気で便秘改善に踏み出せないことが多いというのも難しい問題です。
産後は痔になってしまうお母さんも多い
便秘や「便秘と下痢を繰り返す」というような症状、硬い便などは排便するたびに肛門にダメージを与えるので、産後は便秘だけでなく痔に悩まされるお母さんも多いです。
大腸ガンになる危険性も
便秘によって硬い便がつづく場合、大腸がんのリスクも上がってしまいます。これは、硬い便によって大腸におおきな負担が掛かり続けることが原因です。
大腸ガンは日本人女性の死因に多いガンなので注意が必要です。
産後に便秘が多い原因と解消法
産後の便秘には上述したようにたくさんのデメリットがあるので、できるだけ早く治してしまいましょう!産後の便秘には産後のお母さん特有の出産や産後の生活に関係した原因があります。
その原因を理解した上で、産後のお母さんが始められる効果的な便秘解消法をご紹介します。
産後の便秘の原因
産後のお母さんが便秘になりやすい原因には、主に以下のようなものがあります。
- 授乳による体内の水分不足
- 出産時の手術の傷による排便への不安
- 育児への疲れやストレス
- 育児による生活習慣の乱れ
- 忙しさから便意を我慢してしまうことが増える
- 運動不足や筋肉の弱り
産後の便秘への解消法
便秘を解消するには、上記した原因を無くすことが1番の近道です。それでは、産後の便秘に効果的な解消法をご紹介していきたいと思います。
水分不足を解消する
授乳中なら1日2.8リットル、そうでなくても1日2リットルほど水分を摂りましょう。自分でも気が付かない内に水分不足に陥っている女性は多いですよ!
また、水分を摂るときは1度にたくさん飲むのではなく、こまめに少しずつ飲むようにしましょう。飲み物は暖かい白湯などがオススメです。利尿作用のあるカフェイン飲料や体を冷やしてしまう冷たい飲み物はできるだけ避けましょう。
産後の便秘を解消する食事
食事にも少し気を使ってみましょう。便秘の人にオススメなのが、
- 発酵食品
- オリゴ糖
- 食物繊維
です。
発酵食品を食べると、腸の中で善玉菌として働いて、腸内環境を良くしてくれます。また、オリゴ糖はこの善玉菌のとても良いエサとなって善玉菌の活動をより活発にするので便秘の人にはピッタリです。
食物繊維には2種類あるのですが、平均的には水溶性食物繊維と呼ばれる水に溶ける食物繊維の方が足りていない人が多いので、オクラやヤマイモなどの水溶性食物繊維をたくさん含んでいる食べ物をたべましょう。
トイレに行く習慣をつける
毎朝、同じ時間にトイレに行ってみるのもオススメの便秘解消法です。
初めのうちはトイレに座っていてもまったくお通じが来ないとおもいますが、毎朝しばらく待ってみてください。だんだん便意を感じるようになりますよ。
かるい運動で運動不足を解消
産後すぐはあまり体を動かさない方がいいですが、1か月ほどたって体調が安定したらだんだん体を動かしてみてください。運動不足を解消するだけでも便秘にはしっかり効果がありますよ!
便秘に効くマッサージやツボ押し
便秘に効果的なマッサージやツボ押しを試してみるのもオススメです。体の外から刺激を与えてみるのも便秘解消には効果的です。
産後の便秘解消法についてはこちらの記事でさらに詳しくご紹介しています。
産後の便秘が赤ちゃんに影響する心配はない
産後のお母さんが便秘になってしまい、「赤ちゃんに悪影響を与えるんじゃないか」「赤ちゃんも便秘になっちゃった・・・。これって自分のせい?」など不安に思う事もあると思いますが、実際はそこまで心配することはありません。
ただ、お母さん自身は便秘による悪影響を受けますし、お母さんのストレスが増えてしまったり、元気が無くなったりすると赤ちゃんもそれを感じ取ってしまうので、便秘ははやめに治すに越した事はありませんよ!
「赤ちゃんに影響がないなら別にいいや!」と放置するのではなく、しっかりと便秘解消に取り組んでみてください。
この記事が1人でも多くのお母さんの不安を取り除くことができれば幸いです。
産後に便秘になってしまったけど、お母さんの便秘が何か赤ちゃんに影響することってある?
自分が便秘になったと同時に赤ちゃんも便秘になってしまった。これって偶然?